2ビジネスモデル拡充 =マッチングサービス・フリート循環=

独自コンテナで差別化も

 

 ISOタンクコンテナ関連事業を幅広く展開するジェイ・トラッド(東京都中央区、北野宣幸社長)は、業務提携契約仲介(マッチング)サービスとフリート循環モデルの2つのビジネスモデルを強化・拡充する。マッチングサービスでは国際間のマッチングに加え国内マッチングを強化する。従来から展開しているフリート循環モデルにも一段と力を注ぐ。またニッチだが需要のある独自開発のコンテナの販売にも力を注ぎ他社との差別化を図る。

 

 マッチングサービスについては、国際間のマッチングと国内でのマッチングがある。国際間のマッチングについては、日本市場への参入を狙う海外のタンクコンテナオペレーターに対して日系物流企業を紹介し、結びつける。すでに上野グループとスイスのバーチ・グローバル社との日本における総代理店契約を仲介した。

 今後は国内の中小企業のマッチングにも力を注ぐ。具体的には、海上コンテナ輸送会社とタンクローリーによる陸上輸送会社とのマッチング、地域が異なる危険物輸送業者同士のマッチングを行っている。マッチングサービスに付随して通関業者の紹介、検査機関の紹介、トレーラーの仲介販売などのコンサルティングも行うとともに、ジェイ・トラッドが扱うISOタンクコンテナの販売やリースにも結びつける。

 フリート循環モデルは、販売した顧客へのフォローとして従来から展開しているビジネスモデル。「自らが販売したコンテナについては生涯面倒をみる」という基本コンセプトの下、中古引き取り/下取り-レンタル-次のユーザーへの販売、というフリートの循環モデルを一段と強化していく。

 またジェイ・トラッドは、ニッチだが需要のある独自開発のコンテナの販売にも力を注いでいる。具体的には、容量14㌔㍑、最軽量モデルで自重2400㌕未満と、従来よりも軽量のISOタンクコンテナをメタノール・アルコール向けに販売している。また鉄道用に使われていた無機化学品用の国産タンクコンテナが約20年を経て代替期を迎えていることから、それをトラック輸送するための容量10.8~14㌔㍑のISOタンクコンテナの販売を開始した。さらに45㌳のドライコンテナをこのほど発売した。

 

『化学工業日報』2021年(令和3年)10月15日 11面