フリート循環モデル強化

日本向け新商品順次投入

 

 

 ISOタンクコンテナ関連事業を幅広く展開するジェイ・トラッドは、引き続き自社の強みを生かした事業拡大に力を入れる。“自らが販売したコンテナについては生涯面倒を見る”という基本コンセプトが顧客に受け入れられていることから、新造販売数を増加させることで、中古引き取り/下取り-レンタル-次のユーザーへの販売というフリートの循環モデルを一段と強化する。展示品の在庫入れ替え(26㌔㍑)を検討しており、国内の在庫品を好条件で販売する準備も進めている。

 同社は2016年の創業以来、安定して売り上げを伸ばしてきた。第5期に当たる20年度(21年3月期)は、化学・石油製品向けのローリー代替需要が引き続き好調だったものの、飲料・食品分野向けを中心にコロナ禍の影響を受け減収となる見通し。

 一方で日本市場向けの新商品も多数準備しており、来年度から順次投入することでV字回復を目指す。また、無機化学品輸送用の日本製タンクコンテナが更新時期を迎えていることから、引き続きIMDGに準拠したISOタンクコンテナへの代替えをサポートし、ライニング、コーティング、耐食加工バルブのフィッティングなどを提案する。

 コンテナを購入およびレンタルする顧客の海外輸送のサポートでは、すでに中国、東南アジアなどのラウンド輸送を手がけており、必要に応じてワンウェイ輸送にも対応する。5月をめどに液体貨物で最も難度の高いT22規格の運用も始める。

 国内の輸送会社同士のマッチングやローリーからコンテナ化を進める企業のサポートなどのコンサルティング業務も順調に推移している。今後、国内デポ拠点の整備を検討している企業のパートナー模索なども視野に入れている。

                        『化学工業日報』2021年(令和3年)3月30日 7面